<六浦〜田浦〜鎌倉 記事一覧>
「六浦〜田浦〜鎌倉 Part1 序章」
「六浦〜田浦〜鎌倉 Part1 序章」からの続き。
これまで父の墓がある八景苑には、マイカーで行っていたが、
今は車がないので、必然的に公共交通機関を利用。
八景苑の最寄駅は、京急逗子線の六浦駅。
事前リサーチをすると、
地元吉祥寺からだと1時間半ぐらいかかる。
運賃もそこそこする。
折角、時間と金をかけて遠路遥々行くのだから、
第一目的である墓参りの後、散策へ繰り出すことにした。
グーグルマップを見ながら、散策ポイントを探し、
幾つか目星を付ける。
当日の朝、早目に家を出て吉祥寺から中央線で新宿へ。
激混雑の山手線で品川まで行ったんだが、品川駅は阿鼻叫喚。
花火大会のようの人の波。
駅のホームへ降りる行列が出来ていた。
どんだけぇ〜。
京急逗子線を乗り継いで、
9時半過ぎ、六浦駅に到着。
駅舎がメッチャ撮り難い駅だ
駅前のコンビニで仏花を売っていたので、
朝食用のおにぎりと一緒に購入。
本当はレストランとかファストフード店で、
ゆっくりと朝食を摂りたかったのだが、
六浦駅周辺には無かった。
おにぎりを食べながら八景苑を目指し、
神奈川県道205号金沢逗子線を歩く。
2018年は桜の開花が早かった。
すでに満開。
3月下旬だというのに汗ばむ陽気の中、
坂道を登って行く。
20分ほどで八景苑に到着。
この時期に来たことがなかったので、これまで気が付かなかったが、
桜の木が植樹されていた。
ペンタックスのデジイチを持って行っていたのだが、
ISOを調節しても白くぶっ飛んだ写真しか撮れない。
iPhoneで調べてみたら、
同じ症状を訴えているサイトが幾つかあった。
iPhoneの方が綺麗に撮れるような気がする。
八景苑の敷地内に足を踏み入れる。
久々だが変わらない光景だった。
父の墓に行くと、少し雑草が生えていた。
ちょっと事情があって家名は消しています。
多磨霊園にある母方の墓と比べると、超絶掃除が楽だ。
敷地面積の違いもあるが、
そもそも雑草が生えにくい施工になっている。
続いて墓石に刻まれた家名をタワシで洗う。
アオカビ?苔?
緑色の物体を削ぎ落した。
六浦駅前のコンビニでかった仏花を供え、
線香を焚いて拝んだ。
父が死んで12年。
父の不徳に対する怒りはもうない。
裏切り行為だったかもしれなけど、
そうなってしまった理由も、
今ではわかるような気がするから。
いつもよりも長く手を合わせた。
超自分勝手な邂逅。
だけど、これまでの数多の父方・母方、双方の墓参りの中で、
これほど墓参りに行きたい、行かなければと思ったことはない。
今の私に父だったらどのようなアドバイスをしてくれるのだろうか。
八景苑を後にし、予め調べておいたスポット、
鷹取山へと向かう。
以降、「六浦〜田浦〜鎌倉 Part3 鷹取山」へと続く。