これまで体感したことのないような
異常な暑さに見舞われた2018年の日本の夏。
そんな猛暑日の真っ只中となった7月11日、12日の両日、
所用で要町へ行った。
これまで全く縁のない土地。
11日は、特に何もなし。
翌12日は、昼過ぎからの日程だったので、
事前に要町の飯処を調べておいた。
食べログなどネットで高評価の麺処 篠はら。
洒落た感じのラーメン。
この手のラーメンは、高いばかりでそれ程美味くないことが多いが、
篠はら、とても美味しかった。
全てが丁寧。
自宅や職場の近くだったら、
100%リピーター。
食通の佐藤アサトにLINEで、
要町の篠はらを教えてあげた。
食べ終えた頃、店員さんが仕込みで生卵の尻に、
串を刺して穴を開けていた。
つい先日同じことをした。
ゆで卵の殻むきが苦手で、ネットで調べたら、
卵の殻に少し穴を開けてからゆでる方法が紹介されていた。
試してみたら殻が驚くほどすんなりと剥けた。
ゆで卵の殻むき方法は、いろいろあるけど、
これが一番楽。
篠はらでラーメンを頂いたの後、所用。
その所用時、休憩時間がありLINEを見ると、
佐藤アサトから投稿が。
「要町、懐かしい。最初の一人暮らしが近所だった」
要町に住んでいたとは知らなかった。
周りに何もないと伝えると、
「石ノ森章太郎のお墓があるよ」と教えてくれた。
調べたらすぐ近くのお寺にあるようなので、
休憩時間を利用して参拝。
祥雲寺。
あまり時間が無いので、石ノ森章太郎先生の墓を探す。
少し彷徨ったが、発見。
流石は超有名漫画家のお墓、綺麗で献花されています。
数多の代表作の中でも「サイボーグ009」が、一番主張している。
「サイボーグ009」は、ガキの頃夕方にテレビで放送されていて、
よく見ていた。
003ことフランソワーズ・アルヌールに少し恋心を抱いた記憶がある。
墓石の左側には、先生の作品が放射状に描かれている。
世代的あまりリアルタイムで接しておらず、
「009」「仮面ライダー」「人造人間キカイダー」ぐらいしからわからない。
下部に「森羅萬象」とある。
石ノ森章太郎は自らの職業を「萬画家」と称した。
一、萬画とは、森羅万象−あらゆる事物を表現できる万画なのです。
一、萬画とは、老若男女、万人の嗜好に合う(愛される、親しみやすい)メディアです。
一、萬画とは、一から萬(無限大の意あり)の物による表現形式。
従って萬画は、無限大の可能性を含むメディアであると言えるでしょう。
一、萬画を英語風に言えば Million Art。
Millionは100万ですが日本語の萬と同じ、“たくさん”の意味があります。
頭文字を継れば“M.A”です。
一、“M.A”は即ち“MA”NGAの意。
これは、1989年に石ノ森章太郎が発表した「萬画宣言」。
この「萬画宣言」を
天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象を意味する、
森羅万象に掛けたのでしょう。
そして、世界一多作な漫画家としてギネス記録を保持している。
水鉢にライダーが。
石ノ森章太郎の本名は、小野寺章太郎。
ペンネームの石ノ森は、
出身地である宮城県登米郡石森町(現・宮城県登米市)に由来する。
あまり時間が無いので、サクッと参拝終了。
祥雲寺の墓場を囲む塀の上にソーラーパネル。
エコですな。