まだまだ暑い日が続きますが、夜になると肌寒かったりして、もう秋の気配。もう9月の半ばですからねぇ。ということで、今回は9月公開の話題作(で見た作品)をスパスパッと紹介!
まず、ヴァンパイア・ハンターの冒険活劇「ヴァン・ヘルシング」。 日比谷スカラ座という比較的デカイ映画館の一番前で見上げるように見たのもあり、大迫力に圧倒され3回ぐらいビックンと座席で仰け反ったよ。恥ずかしいなぁ。
とにかくなーんも考えずに見れるし、娯楽度は120%。エンターテイメント映画としてはかなり楽しめる一品。料金分の満足感は得られると思います。
次、「ヴィレッジ」。「シックス・センス」、「アンブレイカブル」、「サイン」と大どんでん返しの王様となったM・ナイト・シャマラン監督の新作だ。実は随分前に見ているんですけど、試写の時に「公開まで内容をしゃべっちゃいけません」という誓約書にサインをしているので、語れませんでした。(そんなん守ってんの俺だけか?)
で、公開したのですが、やっぱり見ていない人を前提には語れない映画です。個人的には「ある意味、大どんでん返しだったよ」ということだけ言っておきます。あっ、あと予告とCM(スポットという)は良く出来てますね。素晴らしい。
そんでもって「スクール・ウォーズ HERO」。我々の年代には想い出深いドラマ「スクール・ウォーズ」の映画版だ。校内暴力が絶えない高校の落ちこぼれラグビー部員を一人の教師が変えてゆく実話ベースの物語ですが、2時間に収まっているのでドラマよりもテンポが良い。ちょーーーーーーーーーウルトラ、くさ〜ぁ〜い芝居ですが、やっぱり泣けます。
伊藤は涙が浮かぶ程度でしたが、一番最初に見に行った同僚Mは号泣で、興奮していました。後日モデルになった教師・山口良治氏にインタビューした同僚Mは、「人生観が変わった!俺はこれから生まれ変わる!!」と吠えていました。伊藤から見るとその後のMの言動に変化があるとは到底思えませんが、Mにそう言わせるぐらい、山口氏には説得力、カリスマ性があるのでしょう。
最後。「インファナル・アフェア 無間序曲」。昨年の伊藤ベスト「インファナル・アフェア 無間道」(コラム#19参照)の続編。といっても本作は「無間道」より以前のお話。エピソード1ですね。
マフィアに潜入した囮捜査官と実はマフィアの回し者である刑事が、如何にそうなったかを描いている。前作ではそれぞれトニー・レオンとアンディ・ラウが演じた役の若き日々を顔の区別が全くつかないショーン・ユーとエディソン・チャンが演じている。
トニー、アンディの二枚看板が不在な分、華やかさには欠けるが、「無間道」に引き続き出演した警部役のアンソニー・ウォンとマイファ役のエリック・ツァンが渋い。はっきり言って、今回はこの二人が主役です。
しっかりとした脚本に、じっくりとした演出。味のある俳優陣。
奇をてらって、エフェクトを使いまくり、スタイリッシュに描こうとする映画人が多いですが、こういった丁寧な演出で、役者がガッチと締めるという方が、よほどクールでカッコいいと思う。前作ほど完成度は高くないけど、しっかりハードボイルドしている見ないと損な一本。勿論、見る前には前作を見て欲しい。あっ、エピソード1だから見なくても問題ないか?
「無間道」の後日談を描いたパート3「終極無間」は来年のGW公開予定。トニー、アンディも勿論登場!!ちょーーーーーーーーーーーーーーー待ち遠しい!!!
前にも紹介した「バイオハザードII アポカリプス」、「スウィングガールズ」も面白いし、9月の話題作は結構面白い作品が揃っているぞっと! |