「シン・シティ」。最高です。
最近、ちょっと冴えなかったロバート・ロドリゲス監督。やれば出来るじゃない。
映画の構成、世界観、映像とどれをとっても伊藤Pに刺さったさ。この映画はシン・シティを舞台に様々なストーリーが複雑に絡み合っていく、所謂、グランド・ホテル形式な展開(グランド・ホテル形式とは?自分で調べてちょ)。
豪華なキャストなのですが、単に出ているだけでなく各キャラクターが様々な要素を含んだ本作において、担うべき役割をキチンと押さえている点が素晴らしい。
【ブルース・ウィリス】・・・ハードボイルド担当。哀愁漂うオヤジ節炸裂。カッコいいよ。
【ジェシカ・アルバ】・・・エロ担当。もう腰が。。。腰が。。。
【クライヴ・オーウェン】・・・ダンディズム担当。男から見てちっとも響かない俳優だが、本作では許そう。
【ブリタニー・マーフィ】・・・アーパー女担当。相変わらず幸が薄い役柄。でも物語上、こういう役は必要だ。
【イライジャ・ウッド】・・・グロ担当。「エターナル・サンシャイン」に続き、君には変態役が良く似合う。フロド万歳。
【デヴォン青木】・・・バイオレンス担当。最高です。刀に手裏剣、首切り、腕きり。R指定への貢献度高し。
【ジョシュ・ハートネット】・・・おいしさ担当。出番少なくても、持っていくよ。
【マイケル・マドセン】・・・脇担当。おいらはいつでも脇役さ。沢山映画出ているのに印象薄。でも締めるところは締めるよ。
【ベニチオ・デル・トロ】・・・ギャグ担当。あんたいいのか?こんな役で!?
そして、なんと言ってもミッキー・ローク。アクション担当。復活!!!!!!!待ってたよ。兄貴ぃぃ。
思春期を迎えた中学時代、ローク様が出ている映画にはエロいシーンがある!!ということで、お世話になりました。
まぁ、当時から不精髭生やして、ニヤケタおっちゃんとしか思っていなかったんだけど、90年代に入ってからの駄目ップリにはちょっと切なくなったりしていた。
プロボクサーに転身し日本に来日。タイトルマッチを差し置いてメインで登場するも、ネコのようなパンチを繰り出し、大・大・大ひんしゅくを買い、それと共に人気もがた落ち。整形も失敗。出ている作品もB級以下。
最近はショーン・ペン、トニー・スコット、そして、ロドリゲスといった著名な監督からオファーを受け、上昇気流に乗りつつあった訳ですが、「シン・シティ」で完全に乗った!
聞くに、トニー・スコットやロドリゲスはミッキー・ロークのファンで、やはり最近の彼を歯痒く思っていたらしく、自分たちの映画に起用したそうな。
愛があるねぇ。
でもなんか直ぐに調子乗っちゃいそうな雰囲気があるから、上昇気流が乱気流になるような気がするけど。。。
まぁ、良い子ちゃんよりも暴れん坊将軍の方がローク様ぽくって良いけどね。
ローク様の復活を喜びながら、映画の世界にどっぷり浸かり、久しぶりに「まだ終わらないで!!!」という思いが募る、そんな伊藤P的には今年5本の指に入る作品でした。
いやぁー、まじでねぇ、ジェシカ・アルバの腰がねぇ。。。
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