今年のお正月映画もそろそろ大詰め。目玉のひとつである「キング・コング」がいよいよ公開。
1933年に制作されたエポック作「キング・コング」のリメイクで、監督は「ロード・オブ・ザ・リング」三部作のピーター・ジャクソン。
P・ジャクソンは12歳の時にオリジナル版を見て映画監督になることを決意し、いつの日か自分の手で「キング・コング」を作る夢を抱き続けたという。遂にそれが実現した訳で、監督の思い入れが超満載な作品となっている。
基本的なストーリーはオリジナルとほとんど一緒なんだけど、ひとつひとつのエピソードにはサービス精神満載の見せ場がテンコ盛り。上映時間3時間8分。
コングが人間と戦えば、伊藤Pは尿意と戦う。
コングが恐竜と戦えば、伊藤Pも尿意と戦う。
実を言うとちょっと前に20分ぐらいのダイジェスト映像を先行して見ていたため、驚異の映像を新鮮に見ることが出来なかった。その分マイナスな印象。しかしながら、恐竜との追いかけっこやコングと恐竜の戦いとか、初見だったら興奮するでしょう。
さてさて、そんな「キング・コング」を引っさげて、P・ジャクソン監督とナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディら主要キャストがジャパンプレミアのため来日。
ジャパンプレミアのレッドカーペットでエイドリアン・ブロディのコメントが取れるというので、取材に行くことに。聞くに、場所は東京国際フォーラム
ホールA。今までジャパンプレミアといえば六本木ヒルズの屋外ステージが定番。
「ラスト サムライ」(#25、26)、「オーシャンズ12」(#65)のジャパンプレミアは、その六本木ヒルズで極寒の中、長時間立ちんぼ状態。心底冷える取材だった。
しかし、今回は国際フォーラムAということで、会場に入ってエスカレータ上がったフロア辺りでの赤絨毯か?「そうかそうかやっぱり12月で寒いから屋内でやってくれるんだぁー」と配給会社(UIP)の心意気に感謝の念を持つ。
そして当日の夕方、国際フォーラムに向かう電車の中で、確認のため改めて取材の詳細が書かれた紙に目を通すと、ある一文に目が止まった。
“ジャパンプレミア レッドカーペット 国際フォーラムA(地上広場)”
「ち、地上広場。。。これはひょっとするとA〜Dのホールとガラス棟の間にある、あの広場のこと?」と、一抹の不安が過ぎる中、会場入り。そして、予感的中、“屋外”地上広場がジャパンプレミアの会場だった。
「謀ったな。。。UIP」 byガルマ・ザビ
すっかり屋内だと思っていた伊藤Pは、“防寒体制”軽くヤバイ。
案の定、いつも通りの待ち時間の長い、超ウルトラ寒い取材となった。会場にいる全ての人がブルブル震えて、主役たちの到着を待つ。待つ。待つ。
で、もって、彼らの到着後もファンにサインやらで、待つ。待つ。待つ。目の前に激痩せしたP・ジャクソンがいようが、美しいナオミ・ワッツがいようが、実は「コープス・ブライド」に似ているエイドリアン・ブロディがいようが、寒いものは寒い。「ハヨォー終わってくれ〜」と思っていたのは伊藤Pだけではなかったはずだ。
そして、改めて思う。この時期の屋外イベントはどーにかならんかのぉー。
「悲しいけどコレ、仕事なのよねっ!」 byスレッガー
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