映画で癒されたい!そう思っている方にうってつけの作品があります。
それは「ゴーヤーちゃんぷるー」。
タイトルが示す通り舞台は、伊藤Pも去年訪れた沖縄の西表島。
引き篭りの女子高生が西表島で自分自身を取り戻すお話なのですが、もう、ほんとーーーーーーーに美しい沖縄の景色を見ているだけでも癒される。おまけに物語も素敵なもんだから、ダブルで癒される。更に主演が多部未華子ちゃんなもんだから、トリプルで癒される。
正直ね、未華子ちゃんが携帯のメールをイチイチ声に出して読むとことか、未華子ちゃんのお父さんがヌボ〜と現れるシーンとか、ダサァ〜って思うようなベタな演出がそこ彼処に見受けられる。しかしながら、トリプル癒し効果の賜物か、その辺は不問に伏すことが出来る。
自宅でゴーヤを育てるほどゴーヤ好きの伊藤Pなのですが、この映画で語られる「ゴーヤちゃんぷる」の解釈がまた良くてねぇ〜。「なるほど〜!!!」って目から鱗でした。
で、あんまり気に入ってしまったので、多部未華子ちゃんにインタビューをオファー。未華子ちゃん17歳。流石に年の差15というギャップは否めずで、インタビュー自体は会心の一撃とは程遠い感じだったんですけど、取材後はお互い緊張感が無くなったのか普通に喋れた(ホッ)。
やっぱり若くて初々しくて元気で良いよねぇ〜。また、おじさん癒されちゃったよぉ〜。
さてさて、次に伊藤Pが癒された映画は、「メタルヘッドバンガーズ・ジャーニー」。タイトルが示す通り、テーマはヘヴィーメタルです(ヘヴィメタではない)。
えっ?沖縄は分かるけど、ヘヴィーメタルはやかましいし、激し過ぎて普通は癒されなだろうって?
こういった世間一般の偏見があるからこそ、この映画は生まれました。
“何故ヘヴィーメタルは世間から嫌われるのか!?”
ヘヴィーメタルが大好きな人類学者でもある監督が、この答えを探すべく旅に出るというドキュメンタリー映画。
高校時代、友達の影響で足を踏み入れたハードロック/ヘヴィーメタル(HR/HM)の世界。以来、その激しくも美しい旋律によって、伊藤Pはたくさんの元気ダマをもらった。
しかし、この映画の疑問同様、親父からは「雑音」、姉からは「良くあんな音楽聴けるね」と忌み嫌われるかのように言われた。そして、知り合いからも好きな音楽を聞かれ「ハードロック、ヘヴィーメタル」と答えると、「あぁ、ヘヴィメタね。暑苦しくねぇ?」って。。。
殺意を覚えるね。
最近でも、同じくHR/HMを愛する同志、番組ナレーターの佐藤朝問さんとHR/HMの話で盛り上がっていると、ADのTが「何が良いんですか〜?ダメだなぁ〜。。。全然わかんないっすよぉ〜」と揶揄チックな発言をする。
マジで殺意を覚えるね。
上記のように、HR/HMが好きだというだけで、過去に否定的な発言を受けたことのある方。HR/HMが好きで、あのサウンドを耳にして背筋に電流が走った方。強くこの映画をお薦めします。
のっけからガンガン流れる数々の名曲に癒されます!
そして、もうスカッ!!とします。見終わった後、「俺が言いたかったのはこれだ!!!!」って。映画がHR/HM好きが溜め込み続けた気持ちを代弁してくれます。
これまた監督にインタビューする機会があったのですが、「最後の監督の言葉、痺れましたよぉ〜」と伝える。我々は同志だ。
えっ?最後の言葉はなにかって?それは映画を見ておくれ。
さてさて、そんなHR/HMファン垂涎の映画ですが、ドキュメンタリー映画としても良く出来ていて、様々な知見からヘヴィーメタルを分析しており、トリビア的な発見多々あり。
また、ブラック・サバス、アイアン・メイデン、スレイヤーなど多くのバンドが取材に応じており、興味深い内容を語ってくれている。
“HR/HMがあまり好きじゃない人が、その偏見を無くして、逆に好きになってしまうのでは?”と思ってしまった。あと、伊藤Pが記念すべき100回記念で書いたコラムの内容とリンクするところもあり、ちょっとでも興味があったら見て下さいな。
梅雨でウザイ今日この頃。そんな時は沖縄とヘヴィーメタルで癒されよう!!!
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