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伊藤Pの部屋 P的映画のススメ
[ 裏 伊藤Pの部屋 ]
#167 「『ソウ4』、『モーテル』」
■『ソウ4』
先日、『ザ・シンプソンズ MOVIE』を見に行ったら、知り合いのライターさんが3人来場していた。
鑑賞後、みんなで六本木駅に向かって歩いていると、女性ライターTさんがこれから『ソウ4』を見に行くという。
ところが、このTさん、前3作を見ていないと言う。
速攻で見に行くのをやめるように訴える伊藤P。
『ボーン・アルティメイタム』とかだったら、ここまでは激しく止めないだろうというぐらい激しく止めた。
既に『ソウ4』を鑑賞済みの男性ライターHさんも同意見だった。
それ程『ソウ4』は前3作と密接に関係している。
もしも前3作を見ていないのに、『ソウ4』を見に行こうと思っているのなら、前3作を見ることを強くお薦めします。
というか見ないで見るのは時間の無駄です。
また、見てはいるが、ちょっとうろ覚えの方々も、おさらい鑑賞した方が無難です。
全部が無理ならば、せめて『ソウ3』だけでも見返したほうが良い。
『ソウ3』を1年前に一回見ただけ状態の伊藤Pは、あまりの唐突さに相当戸惑った。
前作を見ていないと『ソウ4』の驚きは半分以下、いや、まったくわかんないね。
このトリックに対して、ずるいとか、マニアしか楽しめないとか、批判的な意見も多々耳にします。
確かにひとつの作品として見ると、その技法自体に疑問が残るであろうドンデン返しだ。
でもね、
『男はつらいよ』、『座頭市』とか1話完結なら良いけど、シリーズものって、前の作品を見ている前提で作らざる終えないと思うんだよね。
それがダメというのなら『ハリー・ポッター』シリーズだって、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズだって否定することになっちゃう。
『ハリポタ』途中から見た人は、“ヴォルデモートって何?”状態でしょ?
ぶっちゃけ、ポッタリアンってマニアじゃん。
『パイレーツ』だって『3』だけ見て、全部を理解するの無理だよ。
一方、『シュレック3』なんかは、前の作品を見ていなくてもなんとなーく理解出来ちゃう。
これは全シリーズを通しての流れが単純だからでしょう。
立ち返って、『ソウ4』は前3作の内容とちょっとじゃなくて、かなりのヴォリュームで関わりあっているうえ、登場人物が多いし、物語は複雑。
そして、『ハリー・ポッター』のように全7作で完結するのではなく、とりあえずは1作品ごとに解決してきたといえば、解決してきた。
1話完結シリーズと、通しのストーリーがあるシリーズの中間に位置するんだな。
そもそも『ソウ』を撮った時点で、シリーズ化なんて頭になかったはず。
だから回を追うごとに後付け感が漂って、ズルイって言われちゃう。
でもね、後付けとはいえ、こんなに練られた脚本は中々書けないよ。
でもって、何が起こるかわからないハイテンション状態をキープして、90分間飽きさせない。
伊藤Pは凄いと思うよ。
製作スパン、たったの1年だよ。
よくまぁ、考えるねぇーって。
毎度毎度楽しませてくれるトラップも同様で、大の大人が“あーでもない、こーでもない”と考えて捻り出した代物でしょ?
よくまぁ、考えるねぇー。
さらに『ソウ3』以降、トラップと共に『ソウ』のグロを担う医学的解剖シーン。
インタビューした時にダーレン・リン・バウズマン監督は、「血を見るのダメなんだよ」って言っていたけど、嘘は良くないよ。
血がダメな人間が、超リアルな遺体解剖シーンをジックリとは撮らんだろ!
しかも冒頭。
グロいけど良く出来ている。
CGだけでなく、造形技術の進歩も格段に上っていることがわかる。
益々エスカレートしていく、『ソウ』シリーズですが、当然『ソウ5』もあるそうな。
監督はダーレンではなく他の人が撮るそうな。
まぁ、3本撮れば十分だろう。
で、注目なのはジグソウを演じたトビン・ベル。
契約が『ソウ4』で切れるそうな。
『ソウ5』は新たなるシリーズの幕開けとなるのか?
それは来年の秋、明らかになる。
微妙に文章、韻を踏んでいるな。。。
そういえば、試写室で見る前に誓約書にサインしたな。
公開前にレビュー書いちゃいけないんだっけ?
『ソウ』シリーズは毎度書かされるので、内容も読まずにサインしちゃったよ。
公開前にUPしちゃうけど、いろんなサイトで既にレビューが掲載されているし、まっ、いっか。。。
先日、『ザ・シンプソンズ MOVIE』を見に行ったら、知り合いのライターさんが3人来場していた。
鑑賞後、みんなで六本木駅に向かって歩いていると、女性ライターTさんがこれから『ソウ4』を見に行くという。
ところが、このTさん、前3作を見ていないと言う。
速攻で見に行くのをやめるように訴える伊藤P。
『ボーン・アルティメイタム』とかだったら、ここまでは激しく止めないだろうというぐらい激しく止めた。
既に『ソウ4』を鑑賞済みの男性ライターHさんも同意見だった。
それ程『ソウ4』は前3作と密接に関係している。
もしも前3作を見ていないのに、『ソウ4』を見に行こうと思っているのなら、前3作を見ることを強くお薦めします。
というか見ないで見るのは時間の無駄です。
また、見てはいるが、ちょっとうろ覚えの方々も、おさらい鑑賞した方が無難です。
全部が無理ならば、せめて『ソウ3』だけでも見返したほうが良い。
『ソウ3』を1年前に一回見ただけ状態の伊藤Pは、あまりの唐突さに相当戸惑った。
前作を見ていないと『ソウ4』の驚きは半分以下、いや、まったくわかんないね。
このトリックに対して、ずるいとか、マニアしか楽しめないとか、批判的な意見も多々耳にします。
確かにひとつの作品として見ると、その技法自体に疑問が残るであろうドンデン返しだ。
でもね、
『男はつらいよ』、『座頭市』とか1話完結なら良いけど、シリーズものって、前の作品を見ている前提で作らざる終えないと思うんだよね。
それがダメというのなら『ハリー・ポッター』シリーズだって、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズだって否定することになっちゃう。
『ハリポタ』途中から見た人は、“ヴォルデモートって何?”状態でしょ?
ぶっちゃけ、ポッタリアンってマニアじゃん。
『パイレーツ』だって『3』だけ見て、全部を理解するの無理だよ。
一方、『シュレック3』なんかは、前の作品を見ていなくてもなんとなーく理解出来ちゃう。
これは全シリーズを通しての流れが単純だからでしょう。
立ち返って、『ソウ4』は前3作の内容とちょっとじゃなくて、かなりのヴォリュームで関わりあっているうえ、登場人物が多いし、物語は複雑。
そして、『ハリー・ポッター』のように全7作で完結するのではなく、とりあえずは1作品ごとに解決してきたといえば、解決してきた。
1話完結シリーズと、通しのストーリーがあるシリーズの中間に位置するんだな。
そもそも『ソウ』を撮った時点で、シリーズ化なんて頭になかったはず。
だから回を追うごとに後付け感が漂って、ズルイって言われちゃう。
でもね、後付けとはいえ、こんなに練られた脚本は中々書けないよ。
でもって、何が起こるかわからないハイテンション状態をキープして、90分間飽きさせない。
伊藤Pは凄いと思うよ。
製作スパン、たったの1年だよ。
よくまぁ、考えるねぇーって。
毎度毎度楽しませてくれるトラップも同様で、大の大人が“あーでもない、こーでもない”と考えて捻り出した代物でしょ?
よくまぁ、考えるねぇー。
さらに『ソウ3』以降、トラップと共に『ソウ』のグロを担う医学的解剖シーン。
インタビューした時にダーレン・リン・バウズマン監督は、「血を見るのダメなんだよ」って言っていたけど、嘘は良くないよ。
血がダメな人間が、超リアルな遺体解剖シーンをジックリとは撮らんだろ!
しかも冒頭。
グロいけど良く出来ている。
CGだけでなく、造形技術の進歩も格段に上っていることがわかる。
益々エスカレートしていく、『ソウ』シリーズですが、当然『ソウ5』もあるそうな。
監督はダーレンではなく他の人が撮るそうな。
まぁ、3本撮れば十分だろう。
で、注目なのはジグソウを演じたトビン・ベル。
契約が『ソウ4』で切れるそうな。
『ソウ5』は新たなるシリーズの幕開けとなるのか?
それは来年の秋、明らかになる。
微妙に文章、韻を踏んでいるな。。。
そういえば、試写室で見る前に誓約書にサインしたな。
公開前にレビュー書いちゃいけないんだっけ?
『ソウ』シリーズは毎度書かされるので、内容も読まずにサインしちゃったよ。
公開前にUPしちゃうけど、いろんなサイトで既にレビューが掲載されているし、まっ、いっか。。。
<バックナンバー>
※『ソウ』(#56)、『ソウ2』(#93)、『ソウ3』(#131)
#131を読み返すと「よくまぁ、考えるなぁー」って書いてある。
<関連記事>
『ソウ4』トビン・ベル 単独インタビュー 動画 & テキスト
■『モーテル』
不慣れな田舎の山道。夜中に車故障。
破局寸前の夫婦が、仕方なく泊まった薄汚いモーテルで恐怖の体験をする。
すげー、たったの2行であらすじ書けた。
って、ぐらい超ウルトラ単純な話。
で、最近のホラー映画にしては、血糊量がすこぶる少ない。
複雑で、血まみれの『ソウ4』とは対極ですな。
しかしながら、単純で血の量が少なくても、リアリティがそこそこあるので、自分だったらどうしよう。。。
という疑似体験ができ、結構盛り上がる。
恐怖におののくケイト・ベッキンセールも良いね。
まぁ、ヒッチコックの『サイコ』に近い話だ。
オープニングタイトルも『サイコ』を意識していると感じた。
前回取り上げた『ディスタービア』もヒッチコックの『裏窓』っぽいと言われている。
やっぱりヒッチコックはこの手の映画のベースなんだなぁーと思う今日この頃。
そして、“宿泊料、イノチ”。
いいねぇ、このキャッチ。
不慣れな田舎の山道。夜中に車故障。
破局寸前の夫婦が、仕方なく泊まった薄汚いモーテルで恐怖の体験をする。
すげー、たったの2行であらすじ書けた。
って、ぐらい超ウルトラ単純な話。
で、最近のホラー映画にしては、血糊量がすこぶる少ない。
複雑で、血まみれの『ソウ4』とは対極ですな。
しかしながら、単純で血の量が少なくても、リアリティがそこそこあるので、自分だったらどうしよう。。。
という疑似体験ができ、結構盛り上がる。
恐怖におののくケイト・ベッキンセールも良いね。
まぁ、ヒッチコックの『サイコ』に近い話だ。
オープニングタイトルも『サイコ』を意識していると感じた。
前回取り上げた『ディスタービア』もヒッチコックの『裏窓』っぽいと言われている。
やっぱりヒッチコックはこの手の映画のベースなんだなぁーと思う今日この頃。
そして、“宿泊料、イノチ”。
いいねぇ、このキャッチ。
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毎月6・16・26日更新
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