いきなりですが、すみません。
前回のコラムに引き続き、サモハンの取材とアジアン・アクション・スターの新作について書くはずでしたが、先日、“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2006”に行ってまいりまして、今回は予定を変更して映画祭レポートをお届け致します。(前年のレポートは#70を参照。また長いんですけど、すみません。。。)
<雪文字で作られた映画祭タイトル> |
今年の映画祭の伊藤P的最大の目玉はトビー・フーパー監督。トビーは1974年に「悪魔のいけにえ」を監督し、生きながらにして伝説となった人物(#35参照)。彼が審査員として参加すると聞いた瞬間、「えっ!!」と叫んでしまった。
取材は大義名分。ただ単に“会いたい”だけ。だって、多分、これ逃すと一生会えないからさっ。
そんな訳で、2月25日にゆうばりへ!今回も番組のMCをして頂いている映画パーソナリティー襟川クロさんを密着するパターン。
メインホテルのシューパロに着いていきなり、三池崇史監督が入口にいるし、ティーラウンジには作家の戸梶圭太さんがいる。2階の事務局控え室に行くと、入口前には工藤夕貴さんがいる。
流石、ゆうばり。
まず、「ウォレスとグルミット」の雪像前でオープニング部分を撮影。そして、当初予定がなかったけど、審査員のホ・ジノ監督にインタビュー。「八月のクリスマス」、「四月の雪」など静かな映画を撮っているだけに、人柄も物静か。ボソボソ話す感じで、こんなんで現場仕切れるのか?と要らぬ心配を抱く。にしても、こうやって急に取材が出来ちゃうのも“ゆうばり”ならではだ。
<ウォレスとグルミットの雪像> |
<夕張の町並み> |
次の取材は伊藤P的メインのトビー・フーパー監督だ。生粋のホラー作家ですが、穏やかで熊みたいな方でした。インタビューアのクロさんを差し置いて、カメラを回していた伊藤Pが質問しちゃったりして。。。テヘッ。
ついでに、サインも貰っちゃいました。テヘッ。
そして、実話をベースに法廷ホラーサスペンスという新ジャンルを開拓した「エミリー・ローズ」の取材。主演の新人女優ジェニファー・カーペンターへ突撃レポート。彼女、劇中ではおっかない顔させられていたけど、素顔はとっても綺麗な方でした。肌の色がゆうばりの雪と同じぐらい白かったのが印象的だったな。
その後、昨年、伊藤Pに強烈なインパクトを与えてくれたストーブパーティへ!今年はどんな美味しいものが食べられるのか?
<ストーブパーティ準備中> |
と、ところが。。。
既に時計は8時半を回っており、6時から始まっていたストーブパーティはほぼお開き状態。。。酒も無い、食べ物もない、人もいない。。。
相当楽しみにしていただけにショック大!でも、何故かゲストでも審査員でもないアマンダ・プラマー(「パルプ・フィクション」のハニー・バニー)がスッピンで居たりしたのでクロさんに突撃って貰いました。
更にダウンタウンの「がき使SP−笑ってはいけないハイスクール」で、恐怖の婦警をやっていたおばちゃんが居た。な〜ぜぇ〜。勿論ついでにコメントもらい、かなり笑かしてくれました!
この日の取材はこれにて終了。ホテルに戻り、風呂に入って夜のゆうばりに繰り出すも、この夜は昨年の様に映画監督等には遭遇せず、少し残念。しかしながら、映画祭に参加しているスタッフ、配給の方、メディアの方と明け方まで。。。
翌朝。“酒臭い”という名の香水を身体にまとい、お仕事開始。今日のメインは「子ぎつねヘレン」に出演している大沢たかおさん。市民会館での舞台挨拶直前にマイクを向け、ゆうばりの感想などを聞く。
ついで、今回、クロさんはレポーターとしてだけでなく、司会者としても大活躍。彼女の最後の仕事となるクロージングと授賞式&閉会式の司会ぶりを撮影するため、文化スポーツセンターへ。
そこで、昨晩一緒に飲んだ方々と顔を合わせ、今夜の再会を誓い合う(誓うな!?)。ついでに「プロデューサーズ」というクロージング上映作品を鑑賞。感想は追ってこのコラムにて書くつもりだ。
そして、授賞式&閉会式。無論、初体験だったのですが、なんか凄く感動的でした。壇上からゲストや審査員の方々がサイン入りカラーボールを客席に向かって投げ、それを地元の子供たちが嬉々として追いかける姿を見ると心も和む。
全て終了後、ホテルにてお別れパーティ。これは映画祭に参加したスタッフ、ゲスト、マスコミだけでなく、一般映画ファンの方々も参加可能!
トビーに、アマンダに、ホに、内田春菊さん、君塚良一さんなんかも普通に居る。そして、伊藤Pはトビーと写真を撮る。テヘッ。こういうアットホームな感じがたまらなく良い。
外国のメディアの人(ラッセルというバラエティ誌のライターさん。オージーです)や韓国の通訳さんとも名刺交換。
終了後、ラッセル等、パーティで知り合った人たち含め、そのまま飲み屋に繰り出すも、どこも満員で入れない。昨晩、行ったお店に行くと昨日の面々が飲んでいた。大人数での合流を詫びつつ、合体させて頂いた。
<最終日の飲み会> |
で、昨年に引き続き酔えば繰り出すカタコト英語!「ホワット・イズ・ユア・ベスト・ムービー・イン・ユア・ライフ?」などなど英語母国語ラッセルに立ち向かう。
更に今回の映画祭で賞を受賞した韓国のナム・ギウン監督も加わる。通訳ソニさんには「あのー、日本語で大丈夫です」ときっぱり言われるているのに、それでも監督に英語で話し掛ける伊藤Pであった。あはははっ。
やっぱり異文化交流会は楽しいなぁ〜。
そんなこんなでゆうばりの夜は不夜城だ。。。
翌日は、地元のおばちゃんたちの手作り料理を食べた後、電車に揺られて千歳空港まで。17時半に機上の人となりました。
昨年よりも1日多く滞在した分、たくさん取材も出来たし、スタッフ、配給の方々とも親睦を深められたし、他にもLA在住の映画監督さんに知り合えたりとかなり有意義な3日間でした。
スタッフ、ゲスト、配給、マスコミ、そして地元の方々が一体となって盛り上げる“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭”。前回と変らぬ心温まる人々との交流。本当に素晴らしい映画祭だと思う。
ゆうばりでお世話になったスタッフの方々、地元の方々、色々とありがとうございました!!
今回お届けしたゆうばりでのクロさんのリポートの模様は、
カミングスーンTV「クロのムービーデリバリー」#06
(03/10〜03/24)にて放送いたします!
是非、ご覧下さい!!!
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