しました!新しくなって、更にパワーアップ!!
伊藤Pの部屋 P的映画のススメ
[ 裏 伊藤Pの部屋 ]
#165 「面白かったパート3『ボーン・アルティメイタム』、『バイオハザードIII』」
「裏伊藤Pの部屋」にて今年はシリーズ第3弾が多いけど、『スパイダーマン3』を除いて、どれもこれも超つまらないと述べました。(裏#38)
今回は数あるパート3作品群の最後を飾る2本を紹介しましょう。
■『ボーン・アルティメイタム』
超期待していた。
しかし、期待指数が高ければ高いほど、それをクリアするのは難しく、「思ったよりは...」となるケースが多い。
がっ!
『ボーン・アルティメイタム』は期待を遥かに上回る面白さでした。
ポール・グリーングラス監督の映画はカット割が凄まじく早くて多い。
細かく刻んだ勢いのある編集によって作品にリズムを生み出している。
個人的にはその編集が大好きなので、それが楽しみだった。
そして、冒頭からやってくれるに違いないと思い、試しにカット数を数えてみた。
多分最初の30秒で30カットはあるね。
監督のカラーが出ていることにまず安堵。
その後も凄まじい数のカット数を重ねながら物語は進行する。
そのバンバン編集に呼応するように、ジェイソン・ボーンは今回もバンバンとワールドワイドに飛び回り、派手に暴れ回ってくれる。
先が読めない展開なのですが、これも編集による効果に拠るところが大きい。
ジェイソン・ボーンは窮地に陥っても、瞬時に自分の頭脳と肉体で回避していく。
それを速いテンポで見せられるので、観客は「どうするんだろう?」って思う暇がない。
つまり展開なんて読んでいる余裕がないのである。
ジェイソン・ボーンのキレのある行動と編集のキレは互いに呼応している。
当然、キレの鋭さは格闘シーンでも活かされている。
狭い一室で繰り広げられる“ボーンVS刺客”は、凄まじいカット割で一気に畳み掛け、息をつく暇を与えない。
しかしながら、『ローグ アサシン』と違って、登場人物の位置関係を観客が把握出来る撮り方をしてくれているので、混乱はしない。(裏#41参照)
で、ドバドバッと一気に見せられた観客は、物凄い疲労感を覚える。
でも見てご覧。スクリーンには疲れきったジェイソン・ボーンが映し出されている。
ジェイソン・ボーンと観客が一体化した証拠である。
そして、前作『ボーン・スプレマシー』でも呆気に取られたカーチェイス。
今回も凄い。
凄過ぎる。
期待通りの怒涛のカット割だったので、嬉しくて思わず笑ってしまった。
ポール・グリーングラスは、確信犯的に全く何が起こっているのかわからなくしている。
しかしながら見ているこっちは納得させられている。
アクションシーンのカット割の速さで言うとマイケル・ベイに似ているのですが、単なる勢いに終わり、何がなんだかわからないマイケル・ベイに対して、ポール・グリーングラスにはわからなくても“説得力”がある。
恐らく、普通のシーンとアクションシーンのテンポが一緒で、作品全体にそういった統一感があるからでしょう。
それと確信犯であるか否かの違いは多いにあると思う。
マイケル・ベイは確信犯ではない。
他にもモロッコでの追跡シーンにシビレ、ジェイソン・ボーンとパメラ(ジョアン・アレン)の信頼関係に胸を熱くし、明かされた謎に心を痛める。
キャラ良し、物語良し、アクション良し、人物描写良し。
こんなアクション映画は久しぶりです。
今年ナンバー1のアクション映画でした。
でも、1つだけ不満が。
ラストシーン。
いらねぇー!!
その前で終わらせるべきだ。
今回は数あるパート3作品群の最後を飾る2本を紹介しましょう。
■『ボーン・アルティメイタム』
超期待していた。
しかし、期待指数が高ければ高いほど、それをクリアするのは難しく、「思ったよりは...」となるケースが多い。
がっ!
『ボーン・アルティメイタム』は期待を遥かに上回る面白さでした。
ポール・グリーングラス監督の映画はカット割が凄まじく早くて多い。
細かく刻んだ勢いのある編集によって作品にリズムを生み出している。
個人的にはその編集が大好きなので、それが楽しみだった。
そして、冒頭からやってくれるに違いないと思い、試しにカット数を数えてみた。
多分最初の30秒で30カットはあるね。
監督のカラーが出ていることにまず安堵。
その後も凄まじい数のカット数を重ねながら物語は進行する。
そのバンバン編集に呼応するように、ジェイソン・ボーンは今回もバンバンとワールドワイドに飛び回り、派手に暴れ回ってくれる。
先が読めない展開なのですが、これも編集による効果に拠るところが大きい。
ジェイソン・ボーンは窮地に陥っても、瞬時に自分の頭脳と肉体で回避していく。
それを速いテンポで見せられるので、観客は「どうするんだろう?」って思う暇がない。
つまり展開なんて読んでいる余裕がないのである。
ジェイソン・ボーンのキレのある行動と編集のキレは互いに呼応している。
当然、キレの鋭さは格闘シーンでも活かされている。
狭い一室で繰り広げられる“ボーンVS刺客”は、凄まじいカット割で一気に畳み掛け、息をつく暇を与えない。
しかしながら、『ローグ アサシン』と違って、登場人物の位置関係を観客が把握出来る撮り方をしてくれているので、混乱はしない。(裏#41参照)
で、ドバドバッと一気に見せられた観客は、物凄い疲労感を覚える。
でも見てご覧。スクリーンには疲れきったジェイソン・ボーンが映し出されている。
ジェイソン・ボーンと観客が一体化した証拠である。
そして、前作『ボーン・スプレマシー』でも呆気に取られたカーチェイス。
今回も凄い。
凄過ぎる。
期待通りの怒涛のカット割だったので、嬉しくて思わず笑ってしまった。
ポール・グリーングラスは、確信犯的に全く何が起こっているのかわからなくしている。
しかしながら見ているこっちは納得させられている。
アクションシーンのカット割の速さで言うとマイケル・ベイに似ているのですが、単なる勢いに終わり、何がなんだかわからないマイケル・ベイに対して、ポール・グリーングラスにはわからなくても“説得力”がある。
恐らく、普通のシーンとアクションシーンのテンポが一緒で、作品全体にそういった統一感があるからでしょう。
それと確信犯であるか否かの違いは多いにあると思う。
マイケル・ベイは確信犯ではない。
他にもモロッコでの追跡シーンにシビレ、ジェイソン・ボーンとパメラ(ジョアン・アレン)の信頼関係に胸を熱くし、明かされた謎に心を痛める。
キャラ良し、物語良し、アクション良し、人物描写良し。
こんなアクション映画は久しぶりです。
今年ナンバー1のアクション映画でした。
でも、1つだけ不満が。
ラストシーン。
いらねぇー!!
その前で終わらせるべきだ。
■『バイオハザードIII』
『ボーン・アルティメイタム』で熱くなりすぎたので、簡単に。
緊迫感もあったし、アンデッド、ゾンビ犬といったレギュラー陣に加え、カラス、知能・行動力UPのスーパー・アンデッド、そして、タイラントと、ゾンビキャラは豊富だし、日本人には爆笑のシーンもあるしで、中々面白かったです。
アクションシーンも悪くない。
「裏伊藤Pの部屋」#38で取り上げたクソつまらないパート3作品と比べたら、数段良かったですよ。
まぁ、何よりもパート1でミラ・ジョヴォヴィッチが着ていた衣装を、また着てくれただけでも、伊藤P的には“合格!”なんだけどね。
今回はウエスタンぽい、露出の少ない衣装だけだと思い込み、パート2に引き続きションボリしていたのですが、あの斜めにカットされた赤いドレスを着たミラが再び見られて良かったでゴワス。
たまらん、たまらん。
これだけでオジちゃん満足。
あと、ミラ(アリス)のクローンが大量に登場します。
こんだけあるのなら、一体ください。
お家に持って帰ります。
『ボーン・アルティメイタム』で熱くなりすぎたので、簡単に。
緊迫感もあったし、アンデッド、ゾンビ犬といったレギュラー陣に加え、カラス、知能・行動力UPのスーパー・アンデッド、そして、タイラントと、ゾンビキャラは豊富だし、日本人には爆笑のシーンもあるしで、中々面白かったです。
アクションシーンも悪くない。
「裏伊藤Pの部屋」#38で取り上げたクソつまらないパート3作品と比べたら、数段良かったですよ。
まぁ、何よりもパート1でミラ・ジョヴォヴィッチが着ていた衣装を、また着てくれただけでも、伊藤P的には“合格!”なんだけどね。
今回はウエスタンぽい、露出の少ない衣装だけだと思い込み、パート2に引き続きションボリしていたのですが、あの斜めにカットされた赤いドレスを着たミラが再び見られて良かったでゴワス。
たまらん、たまらん。
これだけでオジちゃん満足。
あと、ミラ(アリス)のクローンが大量に登場します。
こんだけあるのなら、一体ください。
お家に持って帰ります。
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